引っ越しに伴う荷物の整理、新しいベッドを購入する際などに課題になるのがなんといってもマットレスやベッドの廃棄についてです。
実際にマットレスを捨てるときにどのような手続きがあったり、どのような捨て方が効率的なのか、もちろん自治体によっても対応の方法が異なったりする部分もありますが一般的な見解について挙げていきたいと思います。
マットレスを買い取り、下取りといった処理をする方法
リサイクルショップや買取サービス業者への依頼
廃棄や処分といった捨てる方法ではなくリサイクルショップや買取サービス業者に売却することができれば廃棄の費用がかからないだけではなく買取金額の部分がプラスになります。
しかしながら、リサイクルショップなどに足を運んだ方なら分かると思いますがなかなか中古のマットレスを販売する市場は狭くなっています。洋服や靴などと同様他人が寝ていた場所で寝ると言うことに対する抵抗感が日本では強いからです。使用年数が短かったり新品同様のマットレスでなければなかなか購入してもらえないと考えても良いと思います。
また、ベッドフレームとセットでの買取であれば可能性は高くなると言えるでしょう。ですから持ち込むだけで無駄になってしまわないように、出張査定を行っている買取業者やリサイクルショップに連絡して、事前に確認しておくことが重要です。場合によっては高額で引き取ってもらえる場合もあるからです。
下取りサービス
マットレスを新しく買い換える場合に購入する店舗に引き取ってもらえることがあります。マイカーやゴルフクラブなどと同様の考え方で良いでしょう。
例えば費用については一般的には3000円程度ですが、廃棄する費用や無料引き取りをしている場合もありますので、実際に新しいマットレスを購入する際に引き取り処分が可能かどうか、下取りをしてもらえるかどうかを確認してみれば良いのではないでしょうか。
その結果自治体での処分より割高になってしまうような場合についても実際に部屋から運び出す処分などを考えた場合にはそれほど高いコストパフォーマンスだとは言えないと思います。
情報掲示板等での譲渡を検討
最近ではものを無駄にしない文化が広がりオークションや地域の情報掲示板などをうまく活用すればマットレスを必要としている方と直接取引をして無料で譲渡したり、場合によっては有料で引き取ってもらうことができる可能性もあります。
しかし、使用状態が良い場合や使用年数が短いことがポイントになる事は言うまでもありません。また、サイトに登録したり、写真を提出したり、場合によっては個人でのやりとりになるとトラブルも発生する恐れがありますのでリスクを覚悟した上でこの手法は検討すべきではないでしょうか。もちろん洋服やカバンなどで同じような手法を利用した形であれば安心して利用できる可能性が高いので、まずは他のもので試してみることをお勧めしたいと思います。
マットレスを捨てるパターン
粗大ゴミとして自治体でマットレスを処理をする
多くの自治体でマットレスは粗大ゴミとして処分することが可能です。処理費用は1000円から2000円程度の自治体がほとんどです。通常の家電製品と違い玄関先や収集場の指定場所に運び出すことが非常に難しいことがマットレスの処理の課題となるでしょう。
このような場合は、自治体に連絡をして追加料金を支払えば持ち出しまで行ってもらえるのかどうか、チェックをすることが可能だと思います。基本的なコストは非常に安いので運び出すデメリットだけクリアできれば最も早く処理が終わる手法と言えるでしょう。
不用品引き取り業者への連絡
前述の通りマットレスは使用年数が短かったり、ブランド品でなければなかなか買取は難しいとされています。不用品引き取り業者に依頼する方法があります。
自治体で粗大ゴミとして処理するよりも費用はかかりますが、自治体の処理に比べてデメリットである部屋からの運び出しが気にする必要なく処理が可能です。正直なところ公共サービスではないので業者によって大きく値段が変わってきます。
ですから、引っ越し等と同様に複数の事業者に見積もりを依頼し、状況を確認して対応した方が賢明だと思います。見積もりの際に事前に確認しておくべき事はマンションなのか一戸建てなのか、マットレスの大きさがシングルなのかダブルなのかといったところです。
口コミなどをきちんと参考にしながら見積もりをとらなければ、見積もり段階で非常に安いからといって、不法投棄されて逆に名誉棄損に当たるような事例も出てきてしまいます。安さよりも実績や口コミなどを重視した方が良いでしょう。
通常の家庭ゴミとしての捨て方
様々なマットレスの捨て方があるとは言え、できるだけお金をかけたくないと言う形については解体をして通常の家庭ゴミとして捨てる方法もあります。
ウレタンマットレスの場合、ご家庭にカッターやハサミ、金属カッターなどが備え付けてあれば、金属の羽根と布、クッション材などを収集可能なサイズまでバラバラにして可燃物や不燃物、プラスチックといった分別さえできれば通常のゴミとセットで収集してもらうことが可能です。
一方、コイルマットレスの場合などはこういった方法が取れませんので通常ゴミとして処分する事は不可能でしょう。
マットレスの種類によっても解体の方法が大きく異なりますので、場合によっては購入元のメーカーにどのような素材でできているのかなどを確認することも重要かもしれません。
いずれにしてもマットレスの処分は通常の家電製品等と同じく手法は数多く準備されています。しかしながら、非常にサイズが大きく重いために運び出しの部分については注意が必要なことを忘れてはなりません。
コストそのものはそれほどかかるわけではありませんので自らの最もメリットがある手法を探し出して処理を行うようにしましょう。
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